保育士実技試験の造形(絵)って、意外と侮れない…!
私も最初は、「子どもの絵?まあ描けるかも?」なんて思ってたんですが、やってみると全然違いました。
この記事では、私が実際にやった造形の練習方法や、使ってよかった道具、本番での失敗談まで、まるっとまとめています。
これから受ける方の参考になればうれしいです!
絵は好き。でも「動きのある全身」はむずかしい!
もともと私は、ノートのすみにちょこっとイラストを描くのが好きでした。
でも、試験で求められるのは「子どもたちが動いている様子を、全身で表現すること」。
これが想像以上に難しくてびっくりしました!
練習はいつから?どうやって?
▶ 練習開始時期
筆記試験が終わったあと、すぐに絵の練習をスタートしました。
▶ 練習のペース
週に3日くらい、1回につき1テーマを描いていました。
最初は時間を気にせず描いて、慣れてきたらタイマーで45分を計って練習。
▶ 練習したテーマ
- 過去問(砂場遊び・給食・トイレ・着替えなど)
- 自分で想像した保育の場面
- YouTubeやSNSの構図を参考にしたもの
動きのある子どもを描くためにやったこと
最初に取り組んだのは、体の構造を分解して描く練習です。
- 頭 → 球体
- 首・胴体 → 円柱
- 関節(肩・ひじ・ひざ)→ 小さな球体
- 手足 → 細い円柱
- 腰〜おしり → 台形
「どう繋がっているか?」「どこがどう動くのか?」を意識して描くと、動きのあるポーズが描きやすくなりました。
よく練習したポーズ
- 走っている
- ジャンプしている
- しゃがむ
- 椅子に座る
- 正座する
- 手をつなぐ
- 保育士がしゃがんで子どもを見ている など
使ってよかった道具たち
色鉛筆はホルベイン!
最初は12色で1000円くらいの普通の色鉛筆を使っていたんですが、色が薄くて塗りにくい…!
思い切って、SNSで評判の良かったホルベインの色鉛筆(12色・3000円くらい)を購入。
私は標準カラーのものとパステルカラーのもの、迷った末にどちらも購入しました。
パステルカラーがすっごく可愛くて、どうしても使いたい!!
でもふつうの、赤や青や黒も、もちろん必要。
結果、大正解でした!
- 芯が柔らかく、力を入れなくてもスルスル塗れる
- 発色がきれいで、特にパステルカラーがかわいい
- 練習が楽しくなる!
紙の使い分け
- 構図の練習:コピー用紙
- 色塗り練習:画用紙(A4)
- 本番直前の練習:ケント紙(試験と同じ素材)
紙によって塗り心地が変わるので、本番用のケント紙には早めに慣れておくと安心です。
画用紙より表面がツルッとしているので、色ノリに違いが出ます!
登場人物を決めておくと、迷わず描ける!
本番で迷わないように、私は登場人物の構成をあらかじめ固定して練習していました。
- 女の子:1人(2つ結び、Tシャツにスカート)
- 男の子:2人(それぞれ髪型・服の色を変えてバランスよく)
- 保育士:1人(1つ結び、デニムにエプロン)
髪型・服装・靴・配色まで決めておくことで、構図のバランスをとりやすくなり、描くスピードもアップしました。
「何色にしよう…」「誰をどこに置こう…」って迷う時間が減るので、本番ではかなり役立ちました!
色塗りのコツと流れ
▶ 塗り残しはNG!
背景を含めて、全体をしっかり塗りきることを意識しました。
保育士は子どもを見守る立場なので、明るく温かい雰囲気になるように色使いも意識。
▶ 私の塗り方の流れ
- コピー用紙にラフ構図を描く
- 画用紙に明るい茶色の色鉛筆で下書き
- 背景から順に色を塗る(遠く→近く)
- 肌を塗ってから目や口を描く
- 最後に茶色の色鉛筆で輪郭線をなぞる
明るい茶色を使うと、ズレても他の色になじんで目立たず、消しゴムを使わずに描き進められるのがポイント!
本番を想定した時間配分
本番は45分。時間配分はこんな感じで練習していました⇩
- 開始〜5分:完成イメージを考える(問題用紙に小さく構図)
- 5〜20分:下書き
- 20〜40分:色塗り(背景→人物の順)
- 40〜45分:輪郭線をなぞって仕上げ
最後の5分で全体の印象が決まるので、必ず残しておくようにしていました。
本番ではまさかの…
練習では毎回タイマーで測っていたのに、本番では集中しすぎて時間を見るのを忘れてしまいました。
焦って色塗りだけは終わらせたけれど、輪郭線を入れる時間がなくて、ちょっとぼんやりした絵を提出することに…。
でも、結果は合格
- テーマに沿った構図だった
- 色塗りが丁寧だった
完璧じゃなくても、ちゃんと見てもらえる試験なんだと思います。
さいごに
絵が得意じゃなくても、コツコツ練習すれば必ず形になります。
「動きのある子どもを描くなんて無理…」と思っていた私も、構造を意識して描き続けるうちに、少しずつ自信がついてきました。
そして多少の失敗があっても、試験官はちゃんと見てくれていることも実感しました。
これから受けるみなさんが、少しでも安心して試験に向かえますように。応援しています。
次は、造形に続いて『言語表現』の練習方法やポイントについても書く予定です。よかったらまた読みに来てくださいね。
コメント